卒業生は現在(いま)

Ikuko Takashima

髙嶋 郁子
Ikuko Takashima

高等学校教諭(家庭科)

博士課程前期(人間生活教育学専修)修了
2009年3月

JOB
現在の仕事内容

私は現在、福井市内の県立高校で家庭科教員として働いています。早いもので教員生活も9年目を迎えました。現在の勤務校は卒業する生徒の多くが大学へと進学する進学校です。私は授業開きのとき「家庭科は“Life”を学ぶ」という話をします。つまり 家庭科を学ぶことは私たちの“生活”、“人生”、“命”を対象にしているのです。家庭科は受験科目でこそありませんが、生徒たちが自立し、社会の一員としてどう人生を歩むのかということに大きく影響する、とても重要な教科であると考えています。授業では実験や実習を通し、体験的に学ぶことを大切にしています。被服製作、調理実習、保育実習など1学年10クラスもある大きな学校で実習をすることは容易いことではありません。準備や後始末に多くの時間を要します。しかしながら、やはり体験を通して生徒たちは多くのことを感じ、考え、学ぶのです。特に保育実習は行く前と後では生徒の様子が全く違います。このように間近で生徒の成長を感じられることは、教員としてなにより喜ばしいことです。

校務分掌は、生徒指導部で生徒会を担当しています。昨年は学校祭の担当者として生徒たちと共に学校祭の企画・運営を行いました。生徒数1000人を超す学校祭。大変苦労しましたが、多くの先生方の協力と、生徒たちの溢れるパワーで無事成功を収めることができました。教科指導だけでなく、学校運営や生徒の人間性向上のために力を尽くすことも教員の大切な仕事です。また、今年は7回目の担任で、1年生を受け持っています。進路実現のための確かな学力を身につけて欲しい、より良い人間関係を築いて欲しい、そんな思いで日々生徒と接しています。

MEMORY
学生時代の思い出

在学中は、さまざまなことにチャレンジしていたように思います。1年次にはインテンシブフランス語に挑戦しました。ネイティブの先生の下で学べたことはとてもありがたく、語学を通してフランスの食文化や住居など異国の生活を知ることができ、大変興味深いものでした。大学祭で工学部の家具作りのグループに参加したこともよい思い出です。他学部の方からは、私には思いもつかないようなアイディアや考え方など多くの刺激を受けました。そして大学院での研究の日々はとても密度の濃い時間でした。厳しくも温かい先生のご指導の下、来る日も来る日も実験、データ、論文と格闘しました。他大学で最先端の機器を使ってデータの測定をさせていただいたり、沖縄で行われた学会で発表したりと本当に恵まれた学生生活でした。

MESSAGE
在学生へのメッセージ

社会人になると、自分のための時間は驚くほどありません。大学時代は、勉強や研究に勤しむのはもちろん、部活動やサークル、ボランティア、アルバイト、旅行など多くのことを経験するとよいと思います。大学時代に経験したことは、ほんの些細なことでさえ、その後の人生にプラスになるものです。私の場合、大学での多くの経験や学びは、私の“Life”に大きな影響を与えました。そして、それらは現在の家庭科教育につながっていると感じています。また、どの職業でも当てはまると思いますが“気づいて動く”ことは大切です。気を配り、心を配る。人は一人では生きていけません。仕事も一人ではできません。集団の中でどう動くのか。主体的に学ぶ大学生だからこそ、自分をコントロールし、仲間と協同し学ぶ中で身につくことではないかと思います。専門的な知識を身につけること、そして人間性を磨くことが大事。大学生活はあっという間です。どうか充実した日々でありますように。

■Name:Ikuko Takashima 

■Profession:High school home economics teacher

■Graduated in March 2009(Master’s Program ,Human Life Sciences Education Major,)

 

【Current Job Description】

I am currently working as a high school home economics teacher. It has been nine years since I became a teacher.

The school at which I currently work is an advancement school where many of the graduating students go on to university.

I often tell the students in their first lesson that “home economics is about learning ‘Life’.” In other words, the act of learning home economics is the act of making human “livelihood”, “life”, and “life force” our target.

Home economics is not a subject that will appear on any examination, but I think that it is a very important subject which greatly affects students’ self-reliance and how they go about their lives as members of society. Through experiments and practical training in classes, what students learn experientially is highly valuable. It is not easy to practice at a large school with 10 classes, such as clothing production, cooking training, and nursery practice, in one academic year. It takes a lot of time to prepare and clean up. However, through these experiences the students feel, think, and learn a lot. The state of the students in particular is quite different before and after going through nursing training. It is a great pleasure as a teacher to feel so close to the growth of your students.

Besides home economics lessons, I am also in charge of student councils. Last year we organized a school festival with the students. Although the school festival, which exceeded 1000 students, had a lot of difficulties, we were able to complete the festival successfully with the cooperation of many teachers and the overflowing power of the students.

In addition to teaching subjects, it is also important for faculty members to do their best to improve the school management and the students’ humanity. In addition, this year is my 7th year as a homeroom teacher, and I am in charge of the first year students. I want these students to acquire certain academic skills and to realize their career goals; I want them to build better human relationships; I am in contact with my students on a daily basis with such thoughts.

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