卒業生は現在(いま)

Ryoto Hakamata

袴田 綾斗
Ryoto Hakamata

大学教員

博士課程前期(数学教育学専修)修了
2014年3月

JOB
現在の仕事内容

博士課程前期を修了後,中学校・高等学校の数学科教諭として4年間を過ごし,2018年4月より大学教員として勤めています。講義では,主に数学教師を志す学生を対象に,数学科の目標や内容をはじめ,数学教育に関することを幅広く扱っています。 まだまだ大学教員としての生活は始まったばかりですので,講義でどのような内容を扱うべきか,また,どのような進め方をするのがよいのか,などなど,模索しながら実践しています。一方で,まったくの五里霧中というわけではありません。自分自身の勉強してきたことや研究内容を参照することができますし,何よりも,教諭としての現職経験を拠り所にして考えることができます。具体的な題材や場面設定を提示して,学生のみなさんが「確かに先生になるためにはこういうことも考えておかないといけないかな」と積極的になれるような授業をしていきたいと考えています。

私の研究テーマは,数学教育学における教師教育研究,特に教員養成の研究です。「数学の授業をするためには数学を知っていなければならない」というのは当たり前に聞こえますが,一方で「数学を知っているだけでは数学の授業はできない」というのも正しいように思えます。どのような数学をどのように学ぶべきか,ということを探究することが研究の目標です。

MEMORY
学生時代の思い出

学生時代には本をよく読むようになりました。そのおかげで勉強や研究に魅力を感じるようになったので,人生の転換点といってもよいかもしれません。もちろん,いきなり専門書を読むようになったわけではなく,学部生のころには新書のような入門的な内容の本を,ジャンルを問わず読んでいました。中には,タイトルがかっこいい,という理由で買って全然読み進められなかったものもあります(ウィトゲンシュタインの「論理哲学論考」という本です。今も大切に本棚に飾って(?)あります)。本を読む習慣は,学生時代につけておいて本当によかったと感じています。

MESSAGE
在学生へのメッセージ

学生時代にはやりたいことをどんどんやっておけ!というメッセージももちろんあろうかと思いますが,私自身がそのようなタイプの学生生活を送ってはいませんでしたので,ここではあえて「後悔のないようしっかり勉強(学問)しましょう」と言いたいと思います。これからの教育では「学び続ける教師」や「学問する教師」が求められています。忙しい教育現場でこのような教師像を目指していくためには,学生時代に「学ぶ力」を培っておく必要があるはずです。将来,胸を張って教育に携われるよう,しっかり勉強(学問)しましょう!

最後になりましたが,このメッセージに自戒を込めつつ,みなさんの素晴らしい学生生活とますますのご活躍をお祈り申し上げます。

■Name:Ryoto Hakamata

■Profession:University faculty member

■Graduated in March 2014(Master’s Degree Program, Mathematics Education Major)

 

【Current Job Description】

After completing the Master’s Degree Program in Mathematics Education, I spent four years as a mathematics teacher in junior and senior high schools, and since April of 2018 I have worked as a university faculty member. In my lectures, I cover a wide range of subjects related to mathematics education, including the mathematics department goals and contents, mainly for students who intend to be mathematical teachers. Since my life as a university faculty member has just started, I am teaching while also exploring what kinds of content should be taught in my lectures and which is the right way to proceed. On the other hand, I can always refer to what I have studied and researched, and my experience as a teacher. By presenting concrete subject matter and showing teaching scenarios, I hope that my students like to take my classes with a positive attitude and can realize what is required for them to think as a teacher.

My research theme is teacher education in mathematics education, with a focus on teacher training. It is natural to hear that “you must know mathematics if you want to teach math lessons”, but on the other hand it seems to also be true that “you cannot teach math lessons by just knowing mathematics”. My research aim is to explore how to learn mathematics.

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