卒業生は現在(いま)

Daisuke Shirai

白井 大介
Daisuke Shirai

高等学校教諭【国語】

国語文化系コース(旧教育学部教科教育学科国語教育学専修)
1994年3月

JOB
現在の仕事内容

平成6年に教育学部教科教育学科国語教育学専修卒業、その後広島大学大学院文学研究科国語学国文学専攻を平成8年に修了し、広島の県立高等学校国語科の教員をしています。現在、教員生活21年目を迎えた私は、広島県教育委員会の研修プログラム「海外大学等長期派遣研修」の研修生の1人としてフィリピンのセブで研修プログラムを受けています。今現在の具体的な研修内容は、

(1)語学研修

(2)現地校視察

(3)現地校での授業実践

の3本からなっています。

この研修プログラムには昨年度より参加させていただいています。昨年度はセブでの約2ヶ月半の語学研修(英語)を終えた後、中国の上海に場所を移して約5ヶ月間、インターナショナルスクールでIB教育の授業を参観させていただきました。そしてその後はハワイでTGC(Teaching for Global Competence)に関する研修を受講したり、サンディエゴ、シカゴにある様々な学校を見学させていただいたりしながら、「プロジェクト型学習」や「デザイン・シンキング」などについての見識を深める機会をいただきました。

そして今年度、カナダのバンクーバーでアカデミックな英語について技能を向上するための語学レッスンを約3ヶ月半にわたって受講した後、現在は、週1回セブの語学学校で語学研修を受けながら、週2回現地の公立学校において生徒及び現地校の先生を相手に英語を用いながら「日本語」を教え、さらに週2回現地のインターナショナルスクールで授業参観をしつつ、放課後にはクラブ・アクティビティとしてnon-native及びnativeの小学生から高校生までを相手に「日本語」のレッスンをしています。

英語がそれほど堪能なわけではありませんので苦労することも多々ありますが、この2年間の研修は私にとって大いに見聞を広げ、豊かな経験を積む絶好の機会となっています。この研修プログラムに参加していなかったら到底うかがい知ることのできなかったような海外の学校での授業の様子を実際に肌身で感じることができるばかりでなく、休日には様々な文化的・歴史的施設などを訪れ、海外各地の文化に直に触れることができるという、非常に恵まれた日々を過ごしています。そしてそれと同時に、従来自分が実践してきていた授業スタイルがいかに時代遅れなものであったかということも痛感しています。あらゆる面においてまだまだ知らないことがあまりにも多い、これが現在の偽らざる実感であります。

どこに行っても子どもたちは学習意欲が旺盛で、「学ぶ」ことを求めています。この点は日本においても同じであろうと思われますが、その積極性の度合いにおいては、これまで海外の学校で見てきた子どもたちのほうが高いように感じます。どのようにしてそのような子どもたちを育てているのか。残りの研修期間はあまり残されていませんが、その源を少しでも探り、今後の自身の教育実践に生かしていくことができるよう努力していきたいと思います。

MEMORY
学生時代の思い出

学生時代は広島大学吹奏楽団に所属し、3年生まではサークル活動とアルバイト中心の生活でした。2年生、3年生の時には指揮者もさせていただき、非常に貴重な、かけがえのない思い出を築くことができました。今思い返してみると、なんと身の程知らずな役割に就いていたのかと恥ずかしくなることもありますが、若いときだからこそできるチャレンジであったとも思えますし、何よりも周りの先輩方や同級生のみなさん、後輩たちの支えがあったからこそ務めを全うできた役割であり、逆にその任に就いていなければ、そのようなことに気づく機会もないまま学生時代を終えていたのではないかと思っています。アルバイト先におきましても、実の家族以上に親身になって私のことを励ましてくださったり、心配してくださったりしてくださいました。そして時には厳しい言葉をいただくようなこともありました。ですが、そのおかげで大学時代を心身ともに健康に過ごせただけでなく、その後の人生において自身の狭い見識を打破していくための素地を鍛えていただけたと感謝しています。総じて、学生時代は(そして今もですが)非常に「人」に恵まれた生活をすることができていたと思います。

MESSAGE
在学生へのメッセージ

現在広島県では、世界に通用するグローバルリーダーを育成するべく、「学びの変革アクションプラン」を策定し、様々な授業改善の試みを精力的に推進しています。そして、その核となる学校を新設するための計画・準備も着々と進められています。私が参加している研修プログラムもその一環で組まれているものです。教員生活の折り返し地点を迎えようとしている私がそのような研修プログラムに参加する機会をいただくことができるとは全く想像もしていませんでした。非常にありがたい、貴重な経験を積ませていただいていますが、先にも若干述べましたように、海外の教育の様子を知れば知るほど自身の力不足を思い知らされます。そのような私ではありますが、広島県の教育界を先導する役目の一端を少しでも担うことができるよう、これからも全力で取り組み、自身のスキルアップを果たしたいと思います。そしてその成果を教育の現場に還元できるよう頑張りたいと思います。

■Name: Daisuke Shirai

■Profession: High school Japanese language teacher

■Graduated in March 1994(Program in Japanese Language and Culture Education)

 

【Current Job Description】

After I graduated from the Program in Japanese Language and Culture Education in 1994, I entered the Graduate School of Letters and graduated in 1996. I am a teacher at the Hiroshima Prefectural Hiroshima Junior / Senior High school. I am in my 21st year of teaching; I have also participated in an overseas training program in Cebu, Philippines as a trainee.

The current training content there consists of three parts.

(1) Language training
(2) Visits to the local school
(3) Lessons at local schools

I have participated in this training program since last year. Last year I finished the language training (English) which lasted about two and half months in Cebu. Then I moved to Shanghai, China for about 5 months, I took an IB education class at the international school. After that, I learned about TGC (Teaching for Global Competence) in Hawaii, and I also went to visit various schools in San Diego and Chicago. I deepened my insight on “project type learning” and “design · thinking.”

This year, after taking language lessons for improving skills in academic English in Vancouver, Canada for about three and a half months, I am taking a language course once a week at a language school in Cebu. I am teaching Japanese to the students and teachers at the local public school while observing and learning from the local international school twice a week. After school, I developed a club giving Japanese lessons to students ranging from elementary to high school, whether they are native speakers or not.

Because not all of them can understand English very well, I often have difficulties teaching them. However, my training in the past two years has been a great opportunity to broaden my view and help me to gain rich experiences. I was not only able to experience classes at overseas schools, but also learned about other cultures by visiting different places and facilities on holidays. I had an extremely meaningful time. What’s more, I realized that the way I have approached classes was outdated and found that I still have too much to learn.

No matter where you go, children are motivated and seeking to “learn.” This point seems to be the same in Japan, but as to the degree of aggressiveness, it seems that the children who have experienced overseas schools are at a higher level. How do you raise such children? Although I do not have much time remaining for my own training, I would like to try to find out even a little bit about it and use it for my own educational practice in the future.

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