卒業生は現在(いま)

Yuka Madaraishi

班石 由佳
Yuka Madaraishi

特別支援学校教諭

特別支援教育教員養成コース
2009年3月

JOB
現在の仕事内容

私は現在,広島県の特別支援学校の教諭として働いています。昨年度からは,教育相談主任(コーディネーター)となり,地域の小中高等学校への支援,保護者支援や,乳幼児教育相談の業務を行っています。

クラスを受け持ち,毎日授業を行っていた頃と違い,現在は特別支援学校のセンター的機能を担う立場として,巡回相談や教育相談を行っています。地域の学校等に出向いて,現場の先生方のニーズに合わせた支援やアドバイスをしたり,障害のある乳幼児やその保護者への,コミュニケーション支援をしたりすることが多くあります。「特別支援教育」という言葉は,今では当たり前のように使われていますが,まだまだ本当の意味で理解されていないこともあり,社会の中では,支援を求めている子ども達,不安を抱えている保護者や現場の先生達が沢山いるということを,私自身,仕事を通して実感しています。支援に行く先でも,私個人の意見を述べるのではなく,正しい知識や専門性をもとに,相手の求めている情報提供や,気持ちに寄り添ったアドバイスができるように心がけています。特別支援学校と,地域や社会との橋渡しとしての役割も担っていますので,特別支援学校という存在,役割,教育内容の特色など,自分達の働く学校の良さも,発信するようにしています。

障害のある子ども達,支援の必要な子ども達の学ぶ場はそれぞれですが,すべての子どもたちが,楽しく充実した学校生活を送れるように,これからもサポートを続けていきたいと思っています。

MEMORY
学生時代の思い出

学生時代は,初めての一人暮らし,アルバイト,サークル,ボランティア活動,学部の行事のスタッフなど,いろいろな経験をしました。高校生の時までとは違う生活がとても新鮮で,楽しかったのを覚えています。

中でも,ボランティア活動は,印象に残っています。月に数回,障害のある子ども達や成人の方との余暇活動を企画するのですが,出かける場所や活動の内容,ボランティア集めなど,仲間と一緒にたくさん話し合いました。キャンプや旅行の目標を掲げたり,決まり事をつくったり,しおりを作って見通しを立てたり,今思えば,仲間と一緒に,小さな学級経営のようなことをしていたのかもしれません。「自分達で良いと思うものを考え,やってみて,振り返る。そして次に生かす。」というのは,教員になっても変わらないことだなと実感しています。

MESSAGE
在学生へのメッセージ

私自身振り返ってみると,大学での4年間は,自分を知り,見つめ直すよい機会だったと思います。今しかできない,いろいろな体験をし,いろいろな人と関わることで,自分の価値観が広がり,「自分って実はこんな所があったんだな」と,改めて自分を発見することもできたように思います。

何でもいいので,新しいことをやってみる,思いっきり打ち込んでみる,仲間と協力して物事を進めてみる。そんな経験が,将来,社会へ出て働くときの,自分を創ってくれると思います。

後輩のみなさん,各分野の専門性を持っていることはもちろんですが,子どもや保護者の気持ちに気が付き,寄り添える先生になってください。大学で学んでいる頃から,仲間の気持ちを考え,周りのことにたくさん気づこうとしてください。大学生活での経験が,将来の教員としての自分を磨いてくれると思います。

■Name: Yuka Madaraishi

■Profession:Teacher at a special needs school

■Graduated in March 2009(Program in Special Needs School Teacher Education)

【Current Job Description】

Currently I am working as a teacher at a special needs school in Hiroshima Prefecture. Last year, I became the education consultation chief (coordinator), and am engaged in supporting local elementary and secondary schools as well as the providing counseling for guardian support and infant education.

Unlike when I was taking classes and teaching every day, I now offer patrols and educational counseling, in a position to serve as a central function for special support schools. I often go to local schools and provide support and advice that is tailored to the needs of those teachers in the field and support communication between disabled infants and their guardians. Although the word “special support education” is now used as commonplace, it is not yet truly understood. I have come to realize through my work that there are many types of people needing this support, such as children who are seeking support, their guardians who have anxiety, and teachers who are at the schools. I have also come to realize that there are plenty of these parents and teachers at my worksite. I try to provide the information that the other person is asking for and advice that is close to their feelings that is based on correct knowledge and expertise, rather than stating my personal opinions. Since the special support school plays a role as the bridge between the community and society, we also try to disseminate the benefits of our working schools, such as their existence, their roles, and the characteristics of their educational content.

Although there are places where children with disabilities and children who need assistance can learn, we would like to continue to support schools in the future, so that all children can have a fun and fulfilling school life.

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