卒業生は現在(いま)

Yuki Yokoyama

横山 祐樹
Yuki Yokoyama

高等学校教諭【国語】

国語文化系コース 卒業
2016年3月

JOB
現在の仕事内容

卒業後、広島県(広島市)教員採用試験に合格し、現在は広島市立広島中等教育学校で国語教師として働いています。広島市立広島中等教育学校は、2018年度で閉校となる安佐北中・高等学校の校舎をそのままに、広島県初の中等教育学校として2019年度に完成予定です。新しい学校として様々なことに挑戦しており、まだ教員3年目ですが本当に多くのことを経験してきたと思います。

現在その中等教育学校1期生(現高校2年生)の担任をさせていただいています。1期生ということもあり、今までやったことがない、様々な新しい取り組みを行ってきました。昨年度は、「探究論文」という、生徒1人1人が自分でテーマを設定し、1年かけて探究した成果を論文にまとめる取り組みを行いました。簡単に言えば、大学生でいう「卒業論文」のようなものです。量や質は大学生と比べると圧倒的に不十分で、大学生なら1カ月もかからないようなレポートを1年かけてやったわけです。ただそれぞれの個性が溢れる魅力的なテーマが多く、最後の発表は聞いていて飽きませんでした。自分の担当の生徒も「日本アニメ・マンガが世界に愛される理由」や「文字の大きさによって与える印象」を探究し、なかなかおもしろかったです。指導のやり方もマニュアルがなく、各教員次第でしたが、大学時代、自分が指導されたことを思い出しながら指導しました。

今年度は修学旅行でオーストラリアに行きました。初めての引率が学校初の海外修学旅行で、日本に帰って来られるか心配でしたが、無事帰ってくることができました。普段学校で生徒と接しているとどうしても未熟な部分が目についてイライラすることが多いのですが、異国で異言語でコミュニケーションを取ろうと努力し、立派に成長していく生徒の姿を見ると、頼もしく、また愛しく思え、「来年この子たちの進路を実現させて、卒業させてやりたいな」と強く思いました。

教員の仕事と言えば、第一に授業や学級経営が思い浮かぶでしょうが、それ以外にも分掌(進路指導部や生徒指導部等)の仕事や、各行事に向けた取り組み、会議や出張があり、自分が学生時代には想像できなかったほどたくさんの仕事があります。正直「しんどいな」と思う時も多々あります。ただどの仕事も「生徒の成長につながる」ためであり、その点では仕事のやりがいがとてもあります。また案外自分の思う通りに仕事ができるというのも、時間外労働が多くても続けることができるポイントかもしれません。授業や学級経営は本当に個人経営の店みたいな感じで、自分の腕次第ですが、自由にできて楽しいです。(もちろん最低限の足並みは揃えます。)

MEMORY
学生時代の思い出

私は平成24年度に広島大学に入学しました。(いわゆる24です。)大学時代はとにかく様々なことに挑戦しました。「教師になるならいろんな経験をしていないと…」という漠然とした危機感があったからです。例えば学科の運営委員。私はそれまで集団のリーダーや何かの運営に携わる役割をしたことがありませんでしたが、思いきって立候補しました。運営委員を通して行事を企画運営するやりがいや、他団体等の外部と連携する大変さを知ることができました。他の運営委員の4人が優秀だったので、正直言って自分はほとんど何もしていませんでしたが、この経験は社会人となった今も活きていて、やっていて良かったなと思います。

また教育学部にはEキャンプという行事があり、そこでは総務局、環境局、企画局のように様々な部署に分かれてキャンプを運営していました。当時の私はただ「人脈を広げたい」の一心で参加しましたが、大学生だけで企画運営するという経験は、本当に自分を成長させると思います。このように社会人になるまでに、集団をまとめたり、企画運営したりすることを経験しておくことをおすすめします。他にも私は、小学生と関わるボランティアや小学生の学習をサポートする活動に取り組みました。団体・行事に初めて参加するのは勇気がいることですが、私はとにかく行けるものには何でも参加しました。部活に入るなど、何か一つのことに熱中することもいいことですが、個人的には多種多様な活動に挑戦するのがいいと思います。

もし再び大学生に戻れるのなら、もう少し視野を広げてもっといろんなことを経験してみたいです。自分の場合はいい意味でも悪い意味でも「広島」から外には出ませんでした。もっと積極的に県外や海外に飛び出て自分を磨けば良かったと、社会人になって時間のない今、とても後悔しています。

MESSAGE
在学生へのメッセージ

―魅力的な人になる!
これに尽きると思います。教師を目指している人は特に魅力がないといけません。生徒の人間性を育むためには、「先生の話いつもワクワクするな」とか「こんな大人になりたいな」と思わせるような魅力が必要です。これはどの仕事でも同じだと思います。教員3年目を終えようとしている今、自分にはその魅力がまだまだ欠けています。真面目さでカバーしている現状です。今は必死で教材について調査・分析したり、いろんな種類の本を読んだりして「魅力」をつけようと努力しています。

―時間を投資する!
今「一番欲しいものは?」と聞かれると、「時間」と答えます。社会人になると本当に「時間」がありません。耳タコかもしれませんが、大学生のみなさんは「時間」がかなりあると思います。「時間」を浪費するのではなく、投資してみてください。投資の対象はもちろん自分です。広大で自然豊かなキャンパスでのんびりひなたぼっこしているのはもったいないです。よく「大学は、人生の夏休み」と言いますが、まさしくその通りで、夏休みの時間がある時にどう過ごすかで、その後の二学期以降(=人生)が変わって来ます。

「二度とない人生だから」これは私の座右の銘です。二度とないあなただけの人生です。自分の可能性を広げる、魅力を身につける、そんな大学生活を送ってください。

■Name: Yuki Yokoyama

■Profession: High school Japanese language teacher

■Graduated in March 2016 (Program in Japanese Language and Culture Education)

 

【Current Job Description】

After graduation, I passed the Hiroshima prefecture (Hiroshima city) teacher recruitment exam and now I am working as a Japanese language teacher at Hiroshima Municipal Hiroshima Secondary School. Hiroshima Municipal Hiroshima Secondary School is scheduled for completion in fiscal year 2019 as the first secondary school in Hiroshima Prefecture, making use of the school buildings of Asakita Junior high school and high school which will be closed down in the 2018 fiscal year. I am trying various things as it is a new school and I think I have experienced so many things, even though I am still only in my third year as a teacher.

I am currently in charge of the 1st term students (second grade students of the current high school) in the secondary school. Since it is the 1st term, I have experienced various new things that I have never experienced before. Last fiscal year, we conducted some research named the “Exploration Report” in which the students themselves decided a subject to carry out as their achievement summaries for the whole year. In short, it was like a “graduation thesis” for college students. Both the amount and quality of work cannot of course be compared with college students’ graduation thesis, mainly because we spent a year to finish reports which can be done by college students within a month. However, most of the reports were full of personality and no one was tired of listening to the presentations. The students who I was in charge of conducted interesting reports, such as “The reason why Japanese animation/manga is loved by the world” and “The impression given by the size of letters.” Since there was no manual on how to teach the students, I taught the students by remembering how I was instructed during my college studies.

This fiscal year I went to Australia on a school trip. I was worried whether I could return to Japan smoothly since it was my first time to lead an overseas school excursion, which was also a first for our school, but I was able to come back with my students safely. Although I am often irritated by the immaturity of the students when I am in contact with them at school, I thought they were cute and reliable and strongly felt that I would like to lead them along the paths in life they want to take and help them to graduate when I saw their growth and the efforts they made to communicate in a different language ​​in a foreign country.

Speaking of the work of teachers, maybe you will graduate with knowledge of lesson development and classroom management, but besides these responsibilities there are some other aspects of the job that I could not have imagined when I was a student. These responsibilities include division duties (career guidance sections and student leaders, etc.), arrangement of events, meetings, and business trips. To be honest, it feels tough sometimes, but I can also feel meaningfulness in the importance of my work because everything I do is needed “to lead to the growth of the students.” Moreover, being able to work freely to my own design is also a point that I can continue with, even if there is a lot of overtime work. Lesson development and classroom management are really like managing one’s own shop, it depends on one’s skills, but it is also fun to have freedom. (Of course, the minimum requirements are aligned with this freedom.)

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