卒業生は現在(いま)

Keita Akashi

明石 啓太
Keita Akashi

研究員

博士課程前期(健康スポーツ教育学専修)修了
2012年3月

JOB
現在の仕事内容

私は2006年度(平成18年度)入学のいわゆる「イチハチ」で,現在は国立スポーツ科学センター(JISS)で研究員の職に就いています。JISSはスポーツ科学などの最先端な研究の成果を活用し,オリンピックなどの国際大会で日本人選手が活躍できるようにサポートするという役割を持った施設です。スポーツ科学の様々な分野の専門家が集い,「研究に発展するような支援,支援に活かすことのできる研究」を合言葉に業務に勤しんでいます。この施設で私は風洞という超巨大扇風機のような装置を使って,スキージャンプ選手やスピードスケート選手の動作と空気力の関係を研究したり,競泳の国際大会でレース分析をして,選手とコーチが戦略を立てるためのデータを提供したりと様々な競技の研究と支援に携わっています。学生時代より高度な研究が多く,力不足を思い知らされることもありますが,自分の研究が日本代表選手のパフォーマンスを向上することも阻害することもあり得るため,大きなやりがいとそれ以上に大きな責任を感じ,日々精進しています。2020年の東京オリンピックとそれ以降のスポーツ界の発展に微力ながら貢献すべく,今後も研究と支援に取り組んでいきます。

MEMORY
学生時代の思い出

学部生の頃は体育会水泳部に所属し,四六時中「どうやったらもっと速く泳げるか」と考えながら過ごしていました。今となっては「そんなに考えている暇があったら,もっとたくさん泳げ」と過去の自分に言ってやりたいところですが,あの思考の日々が研究職を志すきっかけになったのだろうと思います。また,私は昔から気になることがあれば答えを調べないと気が済まない性格だったのですが,大学院生の時に指導教員の先生に「調べる前にまずは自分の今ある知識で答えを想像することが大切だ」と指摘され,「疑問→想像→答え合わせ」という習慣がつきました。研究室のメンバーとコーヒーを飲みながら,毎日のようにスポーツや歴史,時事ネタから雑学まで様々な疑問について想像し,議論した時間は本当に貴重で,今の私を形成した重要な要素だと思います。

MESSAGE
在学生へのメッセージ

大学時代ほど自由な時間と学ぶ機会に恵まれた環境もありません。楽しいだけの4年間ではなく,将来につながる4年間にするために,自分の興味のあることや就きたい職業に関することはたくさん勉強してください。大学には各分野の専門家がいます。先生方は意欲のある学生のためなら喜んで指導してくれるはずです。私自身は高校時代から根っからの文系で理数系の教科が苦手だったにも関わらず,気づけば数式を駆使して研究する仕事をしています。「大学時代にもっと力学の勉強をしていれば・・・」と後悔しながら,今になって必死に勉強しています。たくさん勉強し,そして,思いっきり遊んで充実した時間を過ごしてください。

■Name:Keita  Akashi

■Profession:Researcher

■Graduated in March 2012((Master’s Program,Health and Sports Sciences Education Major)

【Current Job Description】

I entered the School of Education at Hiroshima University in 2006 and I am currently a researcher at the Japan Institute of Sports Sciences (JISS). JISS has the roles of utilizing the results of cutting-edge research in such areas as sports science and supporting Japanese players at international conventions, such as the Olympic Games. Specialists from the various fields of sports science gather and work with the motto of “research that can be utilized for support and support that will develop into research.” In this facility I use a device like a huge fan to study the relationship between the actions of a ski jumper or a speed skater and aerodynamic force, analyze the races at swimming competitions, and provide data which help coaches and players in developing their strategies. I am engaged in the research and support of various competitions. There is now much more advanced research when compared with my school days and sometimes I am made aware of my own lack in specialization, but as my research may be able to improve the performance of Japanese national players, I find that it is both a great challenge and a big responsibility for me, so I continue to make a great effort with my work every day. I will continue to work on my research and to give support in order to contribute to the development of the Tokyo Olympic Games in 2020 and the world of athletics even after that.

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