卒業生は現在(いま)

Miku Ogawa

小川 未空
Miku Ogawa

日本学術振興会特別研究員/大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程

社会系コース
2014年3月

JOB
現在の仕事内容

社会系コースを卒業した後、大阪大学の博士前期課程を経て、現在は後期課程で研究に取り組んでいます。大学院では、研究計画→フィールド調査→学会発表→論文投稿、という基本的なサイクルを繰り返しながら、博士論文の執筆を目指しています。私は学部時代に、学校教育制度という「枠組み」の正当性から問い直してみたい、という問題意識を持つようになりました。そのような問題意識から、研究では、学校教育が普及途上にあるアフリカ地域を対象とし、学校の普及が個人や社会にいかに受容されており、そして、その受容により人びとの生活にどのような変化が起きているのかを明らかにしようとしています。

現在は、年2回程度のペースで各1か月程度、ケニアの農村地域に滞在しています。大学院のサイクルのなかでも、実際に現地の学校や教育局、村落へ赴く「フィールド調査」の期間は、困難の絶えない研究生活において、とても特別な日々で、私の研究動機を幾度も問い直すきっかけになっています。前途多難な道に足を踏み入れたばかりですが、いつかは、アフリカで得た知見を日本の教育発展に還元できる研究者になることを目指しています。そして、研究を通して、日本の教員養成に寄与できるような教育者でもありたいと思っています。

MEMORY
学生時代の思い出

学部のころは、バイトでお金を貯めこんでは、国内外の様ざまな場所へ出かけるために使いました。ひとりで公共交通機関を利用することさえ気後れするような内向的な性格でしたが、いつのまにか出かけることが癖になり、関心さえあれば、国内外のどこへでも行けるようになっていました。また、2年次に教育開発国際協力研究センターでインターンを始め、院生やケニアの大学生らとの出会いに圧倒されました。英語の勉強は嫌いでしたが、習得したい気持ちは強く、総合科学部や外国語教育センターなどの実施する授業に潜っていました。行動力と英語力は学部時代に大きく変化したと思います。

MESSAGE
在学生へのメッセージ

大学の4年間は、好きなことに自由に取り組める時期です。勉強も遊びも、やりたいと思うことに没頭することで、振り返ったとき、一生付き合っていく友人や、進路の糸口に出会えると思います。私は今振り返って、もっとこうしておけば良かったと後悔することも多くあります。それでも、日々悩んだり迷ったりしながら広島大学教育学部に在籍できたことは、すごく重要なことでした。学校の先生を目指さないと決めた私にとって、在籍中は教育学部がしんどいこともありましたが、今でも当時の友人らとの交流が続き、彼らが学校現場や教育に携わる世界で日々奮闘している話を聞くと、私も頑張らねばと強く鼓舞されています。

■Name: Miku Ogawa

■Profession: Young Researcher in the Japan Society for the Promotion of Science/Student in the Doctoral Program of the Graduate School of Human Sciences, Osaka University

■Graduated in March 2014 (Program in Social Studies Education)

 

【Current Job Description】

After graduating from the Program in Social Studies Education, I finished my Master’s Degree at Osaka University and I am now working on my research in the Doctoral Program. In graduate school, I am preparing to write my doctoral thesis by repeating the basic cycle of creating a research plan, doing field study, giving a conference presentation, and submitting a paper. When I was an undergraduate student, I began to conceive a problem of whether or not the “framework” of the school education system is valid. Based on this problem of consciousness, in my research, I am focusing on regions in Africa where school education is still in the process of being popularized, and am trying to figure out how the popularization of school is accepted by individuals and society and what kind of changes in the lives of the populous are going to happen because of this acceptance.

Currently, I stay in a rural area of ​​Kenya for about one month, twice a year. Among the cycle of graduate school that I mentioned above, the period of “doing field study” for me involves going to local schools, education departments, and villages which is very important in my research life, which itself is full of difficulties. At the same time, I have a good chance to re-examine my research motivation over and over again. Although I have just begun a difficult and unique path in my education, I hope to become a researcher who can someday use the knowledge I have gained in Africa for educational development in Japan. I also want to be an educator who can contribute through research to teacher training in Japan.

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